Codex深掘りのイメージ

前回の記事では、VSCodeに「Codex – OpenAI’s coding agent」を入れてGPT-5を利用できること、そして“思考モード”を切り替えられる体験について紹介しました。
今回はその続編として、思考モードの実像や承認モードの仕組み、クラウド連携による活用術をより深く掘り下げてみます。


Codex拡張の基本設計

この二層構造により、軽快な補完から大規模リファクタまでをシームレスに行える。


GPT-5の思考モードを改めて整理

Codexで体感できる「Instant / Balanced / Thinking」の違いを、実務視点で掘り下げると次のようになる。

ここで大事なのは、「速さ」と「深さ」のトレードオフを自分で選べること。
タスクの性質に応じて切り替えるのが生産性を左右する。


安全性を守る承認モード

Codexは権限の段階設定も特徴的だ。

これにより、「誤操作が怖いからAIを信用できない」という不安を軽減できる。


クラウド連携でできること

Codexは、ローカルだけでなくクラウド実行環境とも連動する。

この仕組みは、**「人は方向を示す、AIは作業を回す」**という役割分担を強化してくれる。


実務での使い分けパターン

  1. 仕様整理 → Thinking
    前提や制約を明示して漏れを減らす。
  2. 初版実装 → Balanced
    動く最短コードと最低限のテストを確保。
  3. 微修正ラッシュ → Instant
    名前付けやコメント修正を秒で回す。
  4. バグ追跡 → Thinking
    差分の副作用やテスト観点を抽出。
  5. クラウド委譲 → Balanced/Thinking
    重いタスクは外に投げ、結果だけ吸収。

まとめ:AIの“ギアチェンジ”を手元で

Codex拡張を通じて感じたのは、GPT-5を「速さ優先/深さ優先」で切り替えられる」新しい作業体験だ。

さらに承認モードやクラウド連携を組み合わせれば、安全かつ効率的にAIを“相棒”として活かすことができる。

👉 関連記事: