「ChatGPTに自分専用AIを作れるって聞いたけど、どうやるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、今回はChatGPTの『GPTs(カスタムGPT)』の作り方を、やさしく・実用的に解説します。
✅ 本記事でわかること
- GPTsとは何か
- 作成のステップ(誰でもOK)
- 作ると何ができるのか?
- 実際の活用アイデア 5選
🧠 そもそも「GPTs」って何?
GPTs(Custom GPTs)とは、自分の指示(カスタム命令)や知識を組み込んだ、オリジナルのChatGPTです。
- ChatGPT Plus(有料)ユーザーであれば誰でも作成可
- コーディング不要。GUI(画面操作)でOK
- 特定の目的やキャラ設定を持たせたBotがつくれる
たとえば:
- 「子ども向けに優しく教える家庭教師」
- 「関西弁で雑談してくれるAI」
- 「ブログ記事をSEO構成で作ってくれる編集者」など…
🛠 作り方ステップ(初心者向けガイド)
1. ChatGPTのメニューから「Explore GPTs」へ
右側メニューまたは https://chat.openai.com/gpts からアクセスできます。
2. 「Create」ボタンをクリック
ガイド付きのステップ形式で始まります。
3. 「GPTの名前」と目的を決める
例:
- 名前:ブログ編集長くん
- 目的:「SEOと構成に強いブログ編集アシスタント」
4. “Personality”を設定(性格やトーン)
- 例:「敬語で丁寧に話す」「ジョークを交えた口調」など
- AIにどんな振る舞いをしてほしいかを言語で記述
5. 「Instructions」で指示を細かく書く
以下のようなことが書けます:
- SEOに強いブログ記事の構成をMarkdown形式で出力する
- 必ず「見出し+本文」で書く
- 記事の最後は「## おわりに」でまとめ、水平線(---)で締める
- 冗長な説明は避けて、簡潔に
6. ファイルやURLで知識をアップロード(任意)
- 例:自分のプロフィールPDF
- 社内マニュアル、ルール、業務フローなども活用可
- 自分だけが読める“閉じた知識”として利用可能
7. 確認して「Publish」すれば完成!
- 公開/非公開を選べます
- 非公開にすれば、自分専用のGPTとして使えます
💡 GPTsでできること実例 5選
1. 記事構成アシスタント
「見出し」「SEOキーワード」「読者層」を与えるだけで、構成案をMarkdown形式で出力。
2. 日記分析Bot
毎日の短文日記を渡すと、感情や傾向を整理してくれる。
3. 翻訳+文体変換Bot
自分の口調に合わせた日→英、英→日翻訳。
4. レシピ提案AI(好み反映)
「低糖質・15分以内・和食寄り」が毎回反映された献立を提案。
5. “AI編集長”として複数GPTを使い分け
- 取材用GPT
- 記事構成GPT
- 校正GPT
などを連携して“編集部”を自分の中に構築。
🧭 注意点:こんなときどうする?
-
うまく意図通りに動かない場合
→ 指示文の調整。「してほしいこと」を具体的に書く -
誤情報が混ざる場合
→ 事前に「出典が不明な内容は書かないで」と指示しておく -
公開されて他人に使われるのがイヤな場合
→ 非公開モードで保存できます
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📝 おわりに
GPTsは、「ただのチャットAI」から「自分専用の知的パートナー」へと進化させるための仕組みです。
難しい技術はいりません。
試してみるだけで、「自分のために動いてくれるAI」がどれだけ生活や仕事を助けてくれるか、実感できるはず。
まだ触っていない方は、ぜひこの週末に“初めてのGPTs”を。