
RPMとは何か
RPM(Revenue Per Mille)は、広告が1,000回表示されたあたりの推定収益を示す指標です。
Google AdSense 公式ヘルプでは、RPMは「推定収益 ÷ ページビュー数 × 1,000」で計算されると説明されています。
- 参照元:Google AdSense 公式ヘルプ(指標の定義)
- 情報種別:公式ドキュメント
- 確認日:2026-02-06
RPMは「稼げている感覚」を直感的に掴みやすい反面、誤解しやすい指標でもあります。
RPMが高く出る主な理由
広告単価が高いジャンルに一時的に偏っている
金融、保険、投資、BtoB SaaS などは広告主の入札単価が高くなりやすく、
該当ページに広告配信が集中すると、RPMは急激に上昇します。
- 特定記事だけ極端にRPMが高い
- 全体PVが少ない状態で高単価広告が当たる
この場合、再現性は低いことが多いです。
ページビュー数が極端に少ない
RPMは分母が「ページビュー数」です。
初期段階やアクセスが少ない期間では、以下のような現象が起きます。
- 1〜2円の収益でもRPMが数百円〜数千円になる
- 数値が日ごとに大きくブレる
これは計算上当然の挙動であり、成長を示すサインではありません。
一時的な広告配信の最適化・テスト段階
Google AdSense は、初期やトラフィック変動時に広告配信テストを行います。
- 高単価広告が短期間優先表示される
- 広告数や種類が頻繁に変わる
この期間中は、RPMが実力以上に高く出ることがあります。
- 参照元:Google AdSense 公式ヘルプ(広告オークションと最適化)
- 情報種別:公式ドキュメント
ページ単位RPMを全体と混同している
AdSense には以下のRPMがあります。
- ページRPM
- セッションRPM(GA4連携時)
- サイト全体RPM
一部ページの高RPMを、サイト全体の実力と誤認するケースは非常に多く見られます。
RPMを信じすぎてはいけない理由
RPMは「将来の収益」を保証しない
RPMは過去データを元にした結果指標であり、
- 明日も同じ広告が出る保証はない
- 同じ単価が継続する保証もない
Google公式も、広告収益は需要・季節・広告主動向で変動すると明記しています。
- 参照元:Google AdSense 公式ヘルプ
- 情報種別:公式ドキュメント
RPMが高くても収益は増えないことがある
極端な例ですが、
- RPM:1,000円
- ページビュー:10
この場合、収益は10円です。
最終的に重要なのは総収益とPVの積み上げです。
指標としては「補助的な位置づけ」
RPMは以下と併用して初めて意味を持ちます。
- ページビュー数
- セッション数
- 推定収益額
- インプレッション数
RPM単体で判断するのは、燃費だけ見て車を評価するようなものです。
正しいRPMの使い方
- 短期ではなく「30日・90日単位」で見る
- サイト全体RPMを基準にする
- PV増加とセットで評価する
- 急上昇時は「なぜか」を必ず確認する
RPMは異常検知用の指標として使うのが最も安全です。
まとめ
- RPMは一時的に高く出やすい指標
- 初期・低PV期は特にブレる
- 高RPM=成功ではない
- 総収益とPV成長が最優先
RPMは「希望」を見せてくれますが、「現実」を保証してはくれません。
冷静に、長期データと組み合わせて活用することが、安定した収益化への近道です。
今まさにRPMが跳ねている時期ほど、数字を疑い、土台作りに集中する価値があります。