
Google AdSense を導入したものの、「ads.txt を修正したはずなのに再審査が終わらない」という状況に悩む方は少なくありません。設定自体は単純に見える一方で、仕組みを正確に理解していないと無限ループのような状態に陥りがちです。本記事では、公式ドキュメントで示されている仕様を踏まえつつ、実務上とくに確認すべき3点に絞って整理します。原因の切り分けと再現性のある対処ができるよう、順を追って解説します。
ads.txt 再審査が終わらない主な原因とは
ads.txt の再審査が長引くケースでは、設定ミスよりも「Google 側のクロール・反映条件を満たしていない」ことが多いのが実情です。公式ヘルプでも、ads.txt は即時反映ではなく、一定期間を要すると明記されています。その前提を理解したうえで、以下の3点を順に確認することが重要です。
確認点1:ads.txt の設置場所と公開状態
なぜ重要か
ads.txt は必ず「サイトのルート直下」に配置され、外部から直接アクセスできる必要があります。フレームワークや CDN を使っている場合、意図せず別パスに配置されている例が見受けられます。
チェックポイント
https://あなたのドメイン/ads.txtにブラウザで直接アクセスできるか- 404 や 403 になっていないか
- ログインや認証が不要な状態か
注意点
Next.js や Vercel 環境では、public ディレクトリに配置しないとビルド後に公開されません。この点は設定ミスが多いため、再確認をおすすめします。
確認点2:ads.txt の記述内容が公式仕様どおりか
なぜ重要か
ads.txt は非常に厳密なフォーマットを要求されます。1文字の違いでも無効と判断される可能性があります。
正しい記述の考え方
- フィールド順は「広告システムドメイン, パブリッシャーID, 関係タイプ, 認証ID(任意)」
- 余計な全角スペースや日本語コメントを入れない
よくある見落とし
- pub- から始まる ID の入力ミス
- 行末に不可視文字が混入しているケース
確認点3:反映までの時間とキャッシュの影響
なぜ重要か
ads.txt は Google のクローラが定期的に取得する仕組みであり、修正後すぐに再審査が完了するわけではありません。
一般的な目安
- 反映まで数日〜1週間程度かかることがある
- CDN やブラウザキャッシュにより古い内容が返される場合がある
実務的な対処
- 修正後は最低でも48〜72時間は触らず待つ
- CDN 利用時はキャッシュクリアを実施
- 頻繁な書き換えは避ける
まとめ
ads.txt の再審査が終わらない場合、設置場所・記述内容・反映時間の3点を冷静に確認することが重要です。公式仕様に沿って正しく公開されていれば、最終的には審査は進みます。まずは ads.txt に直接アクセスできるかを確認し、内容を最小限で正確に整え、十分な時間を置いて様子を見る。この順番を守ることで、不要な再修正を避けられます。
小さな設定に見えても、AdSense の収益化に直結する重要なポイントです。今このタイミングで一度立ち止まり、基本に立ち返って確認してみてください。