
AdSenseの管理画面では「準備完了」と表示されているのに、実際のブログには広告が一向に出てこない。
多くの運営者が一度は直面するこの状況は、設定ミスだけでなく、AdSense特有の仕様や反映遅延が原因であることも少なくありません。
本記事では、公式ドキュメントや実運用での確認結果をもとに、考えられる原因と再現性のある対処手順を順序立てて解説します。
AdSenseで「準備完了」と表示される意味
「準備完了」は、アカウントおよびサイトの基本的な承認が完了している状態を指します。
これは「広告配信が即時保証される」という意味ではなく、以下が成立していることを示します。
- サイトの所有権確認が完了している
- ポリシー上の重大な違反が検出されていない
- 広告コードの設置自体は許可されている
この時点では、広告表示の最終判断(在庫・需要・品質評価)は別工程で行われます。
広告が表示されない主な原因
広告コードが正しく読み込まれていない
最も多い原因です。
<head>内のスクリプトが欠落・重複している- Next.jsやReactでSSR時にスクリプトが実行されていない
data-ad-slotやdata-ad-clientのIDが誤っている
対処
公式の自動広告コードをそのまま貼り付け、まずは1ページで表示確認を行います。
カスタマイズは表示確認後に行う方が再現性が高くなります。
ads.txtの未反映・キャッシュ問題
Google公式ヘルプでも明記されている通り、ads.txtの反映には時間がかかる場合があります。
- CDN(Vercel / Cloudflare 等)で古いads.txtが配信されている
- 正しい内容でもGoogle側で再クロールが完了していない
対処
https://自分のドメイン/ads.txtを直接ブラウザで確認- 内容が
google.com, pub-xxxxxxxxxxxxxxxx, DIRECT, f08c47fec0942fa0
になっているか確認 - 変更後は数日~1週間は触らず待つ
トラフィック・広告需要不足
公式には明言されていませんが、一般的に以下の条件では広告が出にくくなります。
- PVが極端に少ない(1日数十以下)
- コンテンツが新規で評価途中
- 特定ジャンルで広告需要が少ない
これはポリシー違反ではなく、広告オークションの結果として配信されない状態です。
対処
- 記事数を増やし、検索流入を安定させる
- 数日~数週間の様子見
- インデックス状況をSearch Consoleで確認
ページ単位での制限
サイト全体が承認されていても、ページ単位で広告が制限されることがあります。
- 文字数が極端に少ない
- コンテンツが未完成に見える
- 画像のみ、またはリンク集のみ
対処
- 1ページあたり最低限の本文量を確保
- 読者の検索意図に答える構成にする
公式情報から分かる重要な注意点
Google公式ヘルプでは、次の点が明示されています。
- 広告の表示開始まで最大48時間以上かかる場合がある
- 「準備完了」は配信保証を意味しない
- 広告配信は自動最適化され、必ずしも全ページに表示されない
このため、設定直後に広告が出ないこと自体は異常ではありません。
実運用で有効だった確認手順
再現性が高かった手順は以下です。
- 1ページだけに自動広告を設置
- スマホ・PC両方で確認
- シークレットモードでアクセス
- 広告ブロッカーを完全にオフ
これで表示されない場合のみ、コード・ads.txt・ドメイン設定を再確認します。
まとめ
- 「準備完了」は配信保証ではない
- 広告コードとads.txtの確認が最優先
- 反映遅延や広告需要不足は珍しくない
- 触りすぎず、一定期間待つことも重要
まずは1ページ・1設定での最小構成確認から始めることで、原因の切り分けが格段に楽になります。
焦らず、しかし手順は丁寧に。
今まさにAdSenseを始めた人ほどつまずきやすいポイントですが、正しく理解すれば確実に前に進めます。