「暦の上では秋」なのに…続く残暑
9月といえば秋の訪れを感じたい時期ですが、2025年も全国的に30℃を超える真夏日の予報が続いています。
「昨年の記録的な残暑」と比べるとどうなのか、気象データをもとに整理してみました。
この記事では、
- 2025年9月の気温傾向
- 2024年との残暑の違い
- 暑さに負けないための生活工夫
について解説します。
2025年9月の気象傾向
- 日本気象協会の見通しでは、平年より高温傾向が続き、30〜34℃の真夏日が9月も各地で続く予報。
- 東海〜沖縄にかけては「厳重警戒レベル」の暑さが想定され、関東・北陸でも「警戒レベル」が発表されています。
- 東京の最高気温が30℃を下回るのは 9月中旬以降 とされ、残暑は長引く見通しです。
実際の予測データをグラフにすると、次のようになります。
2025年は平年値より高く、昨年ほど極端ではないものの「まだまだ暑さが続く」傾向が見て取れます。
2024年の9月は“異例”だった
昨年(2024年9月)は、まさに歴史的な残暑。
- 大阪や堺では 37℃超を記録し、9月としての観測史上最高を更新。
- 猛暑日(35℃以上)の地点数も過去最多レベルに達しました。
- 熱中症による救急搬送者数も多く、「異常気象」と呼ばれるほどの夏でした。
2025年との比較:“暑さ”の質の違い
- 2024年:異常な猛暑。9月も「真夏日」どころか「猛暑日」連発。
- 2025年:平年より暑いが、昨年ほどの極端な数字は少なく、秋らしさが徐々に戻る兆し。
言い換えると、「昨年よりはマシだけど、まだ油断はできない」 という状況です。
暑さを乗り切る3つの工夫
-
水分・塩分補給を徹底
→ 特に朝晩の涼しい時間に意識的にとる。 -
エアコンを上手に使う
→ タイマーやサーキュレーターを併用し、冷えすぎを防ぐ。 -
睡眠環境を整える
→ 通気性のよい寝具や冷感アイテムを活用し、熱帯夜でも快眠を確保。
おわりに
2024年のような記録的な残暑ではないにせよ、2025年9月も依然として「警戒が必要な暑さ」が続きます。
データを知ることは“対策の第一歩”。体調を守るために、ぜひ上の工夫を実践してみてください。
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