2025年の夏、外に出るたび「去年よりも暑い気がする…」と感じていませんか?
今回は、実際の気温データをもとに、2024年と2025年の夏を比較し、体感が本当に正しいのかを見える化してみました。
気温データを比較してみた
大阪(気象庁の観測所)で、2024年と2025年の7月1日〜27日の最高気温を日別に取得し、以下のようにグラフ化しました。
※データ出典:気象庁の過去の気象データより
2025年は明らかに35℃以上の「猛暑日」が増加しており、特に中旬以降は連日35〜37℃を記録しています。
猛暑日の割合を比較
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2024年
- 猛暑日(35℃以上):6日
- 全体に占める割合:約22%
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2025年
- 猛暑日(35℃以上):13日
- 全体に占める割合:約48%
単純な平均気温の違いではなく、
**「危険な暑さの日がどれだけ増えているか」**が重要なポイントです。
2025年の7月は、ほぼ2日に1回が猛暑日という結果となり、
体感的にも「異常な夏だ」と感じるのは、数字から見ても明らかです。
暑さの“質”が変わってきている
さらに今年は、以下のような変化が見られます:
- 夜間の気温が下がらない(熱帯夜の増加)
- 湿度が高く、体感温度が高い
- 風が少なく、都市部は熱がこもりやすい
気象庁が示す「暑さ指数(WBGT)」でも、2025年の方が熱中症警戒ラインを超える日が増加しています。
データを知れば、対策が変わる
「暑く感じるのは気のせいじゃない」とわかった今、私たちができる対策も明確になります。
- 外出時間の見直し(早朝・夕方中心に)
- 室内のエアコン設定をためらわない
- 子どもや高齢者のいる家庭ではWBGT(暑さ指数:湿度・気温・日差しなどを総合した熱中症リスクの指標)の把握も有効
おわりに
数字で見てみると、2025年の夏は確かに“異常な暑さ”が続いていることがわかります。
体調に不安を感じたら無理せず休むこと。そして、データを味方にした生活習慣を心がけてみてください。